緑黄色野菜はコレステロール退治の主役
これまでコレステロールを下げるのに有効なさまざまな成分を紹介してきましたが、野菜はその多くのものを一緒にとることができます。
たとえば、食物繊維はたいていの野菜にたくさん含まれています。また、エネルギーが低いので肥満を防ぐこともできます。
さらに、キャベツや白菜などの淡色野菜には血管を丈夫に保ち、ストレスに対抗するビタミンCがたくさん含まれています。
にんじん、かぼちゃ、ほうれん草、チンゲン菜などの緑黄色野菜にはビタミンCも多いですが、LDLの酸化を防ぐカロチンやビタミンEが多い点も見逃せません。
1日3回、片手いっぱいずつの野菜を
野菜は1日に300gとると健康のためによいとされていますが、コレステロールを上げないためにもこれはぜひ必要なことです。
とくに、緑黄色野菜はコレステロールを下げる成分が多く入っていますから、1日に100gはとり、これを含めて合計300gの野菜をとりたいものです。野菜が苦手な人は、とくに緑黄色野菜を重点的にとるのが効率的です。
300gのだいたいの目安は、両手いっぱいにのる量。これはとても大変な分量と思われがちですが、そんなことはありません。1日3回の食事をきちんととれば、1回あたりの野菜は100g、片手いっぱい弱でよいのです。