食物繊維はこんな食品に含まれている

食物繊維は1日20gは必要


 おから、五目豆、きんぴらごぼうなど、昔の日本の食卓には食物繊維の入ったおかずがいっぱいならびました。ところが、白米など精製された食品をとるようになり、ハンバーグやカレーライス、そしてさまざまなインスタント食品が多くなるにつれて、日本人の食物繊維の摂取量は急激に減っています。


 現在、日本人の食物繊維摂取量は1日に13g程度。少なくとも20gはとる必要があります。

野菜だけではたりない、海藻や豆、果物を


 水溶性の食物繊維の代表はペクチン。果物や豆類、にんじんなどの野菜などに多く含まれます。こんにゃくのグルコマンナン、海藻類のアルギン酸も水溶性食物繊維です。


 水に溶けない食物繊維はセルロース、リグニン、フスマなど。穀類や野菜やいも、きのこなどに含まれます。


 食物繊維というと、野菜が代表のように思いがちですが、野菜300gを食べてもとれる食物繊維の量は10g。みずみずしいレタスやきゅうりなどは、ほとんどが水分のため、繊維は補給できないと考えたほうがよいでしょう。ごぼう、たけのこ、かぼちゃ、にんじん、ブロッコリー、青菜などをとり、さらに穀類や海藻、豆、きのこ、果物などをとると、目標の摂取量に達しやすくなります。加工食品が多くなったり外食が多くなると不足しがちになります。

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