脂肪を避け、魚や大豆や豆腐、野菜や海藻を
酒を百薬の長とするかどうかは酒の飲み方しだいですが、飲みすぎを防いで少量の酒をゆっくり飲むためには、酒の肴を工夫することが大切です。
まず気をつけたいのはエネルギーを抑えること。酒自体に1gについて7kcalのエネルギーがあるわけですから、肴のほうまで高エネルギーにするとたちまち中性脂肪がたまってしまいます。コレステロールを上げないためには肉やバターなどの脂肪を避け、コレステロールを下げる働きのある魚や大豆や豆腐、それに野菜や海藻、きのこなどを組み合わせるのがよいでしょう。
薄味を守り、素材の種類を多くする
冷ややっこや湯豆腐は肝臓のためにもよい料理ですが、豆腐だけを食べるよりは、冷ややっこあら薬味をたくさん加える、湯豆腐なら野菜を入れた鍋に仕立てるなど、素材の種類を増やすと、よりヘルシーです。
ひじきの煮物や青菜のおひたし、酢の物などの小鉢をいろいろ少しずつというのが一番よいでしょう。ただし、味を薄味を守ることが大切。塩辛いものは酒量を増やしますし、血圧のためにもよくありません。
駆けつけ3杯はやめて、まずお通しを食べ、おなかを少しずつ満たしていくことも、飲みすぎを防ぐにはよいでしょう。