ビタミンEを多く含む食品と上手なとり方

目標摂取量は1日に男性8mg、女性7mg


 LDLやHDLが酸化するのを防ぐビタミンEは、血行をよくして血管壁を丈夫に保つ働きもあり、まさに動脈硬化予防の強い味方。がんの予防にも役立ち、からだ全体の老化を遅らせる役割もあるのではないかとされています。


 ところで、私たち人間はビタミンEを自分で作ることができません。どうしても外から補う必要があります。目標摂取量は、男性の場合は1日に8mg、女性の場合は7mgです。

緑黄色野菜や大豆、精製度の低い穀物に多い


 ビタミンEはさまざまな食品に含まれており、バランスのとれた食事をしていれば、まず不足することはありません。反対に、毎日の食事で加工食品の割合が多くなったり、食品の種類が少なくなったりすると、不足がちになります。


 とくにビタミンEを多く含む食品は、植物油、魚、卵黄、緑黄色野菜です。大豆や精製度の低い穀物なども有望です。


 なかでもよいのは、緑黄色野菜や大豆、精製度の低い穀物。イカやワカサギ、アコウダイなど低脂肪の魚もおすすめです。


 植物油や魚に含まれる不飽和脂肪酸は多すぎるとかえって体内でビタミンEを消費し、ビタミンE不足を招くことがあります。酸化したものを避け、ふつうの量をとっていれば、不飽和脂肪酸もビタミンEもうまく働いて、コレステロールが増えるのを防いでくれます。

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