血圧の高い人の塩分は1日8g以下に

高血圧は動脈硬化を招く


 動脈硬化を予防するには、高血圧を防ぐことも大切なポイントとなります。


 人はふつうに生活していても血管の壁にコレステロールや血栓などがたまって厚くかたくなっていきやすいのですが、これを助長するのが高血圧です。長い間、血圧が高い状態が続くと血管の壁が傷ついてしまいます。傷にはコレステロールや血栓などがたまりやすくなり、さらに動脈硬化が進むことになります。


 こうして、また血管が狭くなると、血液はいっそう流れにくくなり、圧力を高めて流れなければなりません。つまり、高血圧が動脈硬化を悪化させ、その動脈硬化がさらに高血圧を悪化させることになります。

薄味料理で血圧のコントロールを


 悪循環を断ち切るためには、血圧のコントロールが欠かせませんが、そこで重要なのが塩分を控えることです。


 塩分は血圧が高くない人でも1日10g以下に抑えるのがよいとされています。血圧が高めの人や高血圧の人は、まず1日8g以下を目標に塩分を減らしていきましょう。


 まず慣れたいのは薄味。ごはんよりもおかずを中心にして素材の数を増やすと、味が複雑になり、薄味のものたりなさをカバーすることができます。薄味に慣れてくると、濃い味のものは自然に食べられなくなります。

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