卵は恐れず適量を食べるのがよい

コレステロール値が正常なら1日1個程度は食べたい


 卵1個には約235mgのコレステロールが含まれています。卵は確かにコレステロールが多い食品ですが、わけもなく恐れる必要はありません。1日に許されるコレステロール摂取量の範囲内で、栄養素のバランスなどを考慮しながら食べればよいのです。


 卵の制限については、血液中のコレステロール値が高い場合には、医師の指導によって量を決めます。正常値であるなら栄養価のことも考え、1日1個程度はとるほうがよいのです。

卵白はたんぱく質の宝庫、コレステロールはほとんどなし


 卵はたった1個で12gものたんぱく質を含み、しかもそのたんぱく質は人間のたんぱく質の構成とよく似ているので利用率が高くなっています。さらにビタミンやミネラルも豊富で、含まれていない栄養素といえばビタミンCだけです。


 価格も安く、さまざまな食品と相性がよい卵を、コレステロールが多いというだけでまったく避けてしまうのはもったいない話です。


 コレステロールを下げる野菜などと一緒に食べるなど工夫するとよいでしょう。


 どうしてもコレステロールが心配な場合は、卵黄を控え、卵白だけでも食べたいものです。卵白はたんぱく質の宝庫であり、コレステロールがほとんどないので脂質異常症(高脂血症)におすすめです。

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