コレステロールを上げるものは下げるものと一緒に食べる
肉は何と言っても質のよいたんぱく質源です。血液や筋肉、ホルモンなどのもとになるわけですから、とらないわけにはいきません。また、おいしいものをすべて我慢するような食事のしかたは長続きしません。
それよりも、コレステロールを上げるものを食べるときには、必ずそれと一緒に下げるものを食べることを心がけます。要はバランス、体内のコレステロールの収支がプラスマイナスゼロに近いとり方をすればよいわけです。
片手いっぱいの肉には両手いっぱいの野菜を
具体的には野菜やきのこや海藻などは、肉の2倍の量を食べたいもの。野菜をたくさんとるとなれば、生野菜だけではとうてい追いつきません。火を通すとなると、にんじんやかぼちゃなどの緑黄色野菜をとることになり、結果的にはコレステロールを下げやすい食品をたくさんとれることになります。
片手いっぱいの肉を食べるときには、両手いっぱいの野菜を食べる、そんな心づもりが大切ですが、とてもそんなには食べられないと思ったら、まず肉の量を減らしましょう。野菜を減らすのはそれから後にことです。
こうすれば自然に、食べすぎによる肥満も防ぐことができます。肉を減らしたものたりなさを補うには、豆腐など大豆たんぱくの利用が効果的です。