野菜をたくさん食べられる調理の工夫

生野菜信仰は捨てよう、火を通すとたくさん食べられる


 野菜イコールサラダ、野菜は生で食べないと栄養価が少なくなって意味がない。こう考えているとしたら、あなたは大きな過ちを犯しています。


 確かに野菜のビタミンCは水や火に弱く、生で食べるのが一番損失が少ないのですが、たとえばキャベツのせん切りは両手いっぱいくらいでやっと100g。これをゆでてしまえば、片手半分くらいに納まります。パサパサの生のキャベツを大量に食べるより、かさを減らしてたくさん食べるほうが結果的にはビタミンCなどもたくさんとれることになります。食物繊維も火を通したほうがずっと食べやすくなります。

野菜が苦手の人でも煮野菜はおいしい


 生野菜のサラダはせいぜいドレッシングを変えるくらいしか味の変化をつけられませんが、ゆでたり、炒めたり、煮たりして味を変えると、野菜がもつ深いおいしさも引きだされます。生の野菜は苦手でも、こうして手を加えた野菜なら案外食べられることが多いものです。とくに緑黄色野菜のカロチンは加熱したり、油を使うことで吸収されやすくなり、有効利用できることも覚えておきましょう。


 おひたし、煮物、炒めもののほか、浅漬けなども水分を飛ばすことができるので量をたくさん食べられます。ただし、塩分は控えめにすることが大切です。

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