肉を調理するときはここがポイント

網焼きや蒸しものは高たんぱく低脂肪


 肉は1日1回くらいは主菜に出したい食品です。原則は高たんぱく低脂肪。そのためには脂身の少ない部位を選ぶのがよいのですが、脂肪は肉のうま味を引きだすもとでもあり、なかなか捨てがたいものです。ステーキなどの場合には脂身をつけたまま焼き、食べるときに脂身をはずすと、いくらかは脂肪を減らすことができます。樹脂加工のフライパンを使って焼き油の量を減らすのもよいでしょう。網焼きにしたり蒸したりすると、脂肪分は少しは落ちます。


 シチューなどの煮物は浮いたアクをよくとり、スープを残すと、かなり脂肪を減らせます。茹でて食べるのもよい方法ですが、味があっさりすると量をすぎてしまいがちです。しゃぶしゃぶなどはあらかじめ量を決めて食べます。

低脂肪肉は植物油でコクをプラスする


 脂肪の少ない鶏肉のささ身や赤身の肉はパサつくので嫌いという人もいますが、こちらは不飽和脂肪酸の多いサラダ油やゴマ油を使って、サラダやあえ物にするとコクと香りがついてパサついた感じがなくなります。香りもよいものと一緒に酒蒸しにするのもよい方法です。


 にんじんや玉ねぎの切れはしと一緒にサラダ油などにつけ込んでから焼くと、味が複雑になり、肉も柔らかくなります。しそやねぎなどを巻いたりはさんだりしてアクセントをつけるのもよいでしょう。

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