豆製品

豆腐を食べましょう

コレステロール値の高い人には、豆腐は安心して食べられるたんぱく質源です。

一般的に豆類は他の穀物よりたんぱく質が豊富です。豆腐をはじめとして納豆や味噌の原料である大豆は、良質のたんぱく質源で畑の肉と呼ばれているのは有名です。しかも脂肪やビタミンB1、ビタミンB2を豊富に含んでおり、豆類と牛乳や卵をとれば、肉や魚は食べなくても大丈夫なくらいです。大豆は消化が悪いのが唯一の欠点ですが、豆腐は消化が良いのでおすすめです。

豆腐に含まれている脂肪分の半分はコレステロールを下げるリノール酸です。しかもコレステロール含有量はゼロです。また、日本人に不足しがちのカルシウムも多く含んでいます。

淡白な味なので、冷やっこ、湯豆腐、田楽、いり豆腐など、さまざまな献立が考えられます。書店でレシピ本を探して見るのもよいでしょう。豆腐は毎日少なくとも半丁は食べたいものです。

納豆を食べましょう

納豆の原料の大豆は肉類に負けず劣らずたんぱく質が豊富で、ビタミン類もそうとう含んでいます。しかしそのままでは消化が悪いのが欠点です。その欠点を克服し美味しく工夫した納豆は、日本人の生活の知恵の結晶とも言える食品です。

ところがこのすばらしい食品にもひとつだけ難点があります。それは味付けに使う醤油です。納豆には塩味がないので醤油をかけ過ぎると、ごはんの量もつい増えてしまいがちです。その為、塩分の取り過ぎになってしまうので注意が必要です。

他のおかずと同じように、食べてちょうど良い程度の薄味なら大丈夫です。納豆100グラムに対して醤油は小さじ一杯ぐらいにしましょう。

みそ汁の注意点

みそ汁は漬け物などと並んで日本的味覚の代表格ですね。昔から比べるとすいぶん食生活は変わってきましたが、味噌の消費量はあまり減っていません。その大部分はみそ汁に使われていると言われています。もちろん味噌に関する調理・料理方法がたくさん発表されているのも一つの要因になっています。

ところが、脳卒中死亡率と味噌消費量が密接に比例していることが調査で判明したそうです。これは、みそ汁をたくさん飲むことは決して良いわけではないことを表しています。実際に脳卒中の多い地方ではみそ汁の味も濃く、高血圧の人は三食ともみそ汁を飲んでいることが多いそうです。

味噌は醤油や塩に比べて、たんぱく質があるので栄養価は高いのですが、塩分が多過ぎる食品です。味噌の塩分は普通10~13パーセント程度で、甘味噌で5~6パーセントぐらいです。

みそ汁の塩分は1パーセントぐらいです。一般的にみそ汁一杯は150ミリリットルくらいですので、その食塩量は1.5グラムとなります。みそ汁を何杯もお代わりをすると食塩量が増えてしまいますので、一杯で我慢するのが無難と言えます。