肩こりというのも、ある意味では疲労の蓄積の表れといえるでしょう。首筋のあたりが、固く、重く、なんとも気分がゆううつ。ひどくなると、頭痛や食欲不振さえ招きます。 そこで、昔からもんだり、叩いたりするわけです。また各種の電気器具も発売されていますし、貼り薬・塗り薬も多数販売されています。もちろん、それらでも一時的にはよくなるでしょう。しかし、またすぐにこります。 特にワープロ、パソコンなどを使用する事務職をはじめ、長いこと座って腕だけを使う仕事をする人たちは、肩こりに日常的に悩ませる人が多いようです。 |
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昔の女性たちの典型的な肩こり仕事であった”針仕事”的なものが、現代にも案外たくさんあるのです。
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四十肩、五十肩という症状もあります。男女を問わず、そのくらいの年代になった時にある日突然おそわれる肩こりの、ごくひどい症状です。 |
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腕が思うようにあがらず、電車の吊り革につかまるのにさえ苦労するほどです。しかも、治るまでに数ヵ月から半年近くもかかります。こうなると、肩の関節炎の一種ともいえるわけで、”外から治そう”としても、なかなかうまくいきません。 |
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原因ははっきりしていて、乳酸が筋肉に蓄積しているのですから、まずはこれを取り除き、さらには乳酸があまり生じないような、代謝の好循環を考えればよいのです。
お酢は血液を弱アルカリ性にして、粘度の低い、流れやすい血液にするので、全身の血行をよくし、新陳代謝をスムーズに行うようにするのです。 |
米酢は、もちろん米を原料にして造られるお酢ですが、一つやっかいな問題があるのです。それは、1リットルに40グラム以上の米または酒粕を使えば、あとは醸造用アルコールを混入したものも堂々と米酢と表示できることです。さらに、米からアルコール(日本酒)を造り、それを発酵させて米酢を造るには、酒税法による規制で「もろみ製造免許」が必要なのです。
このような理由から、市販の米酢には、原料として米だけを使った「純米酢」と、そうでない「米酢」があるのです。値段は安くなりますが、米酢は、純米酢に比べ内容成分も風味も劣っていると思われます。本来の「米酢」のよさを活用するためには「純米酢」を使用したほうが賢明です。
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リンゴを原料にリンゴ酒を造り、それを酢酸発酵させて造るリンゴ酸が豊富な果実酢です。わが国でも、最近ではその風味が好まれて愛用者が増えていますが、本場はなんといってもアメリカです。
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保存中のブドウ酒(ワイン)が、自然に酢酸発酵したのがはじまりの歴史の古い果実酢です。フランス語の酢、ビネーグル(VINAIGLE)は、ワイン(VIN)と酸っぱい(AIGLE)を一つにした言葉で、英語のビネガーも同じ意味です。ワインの名産地は、お酢の産地でもあり、ヨーロッパではこのお酢が一般的です。
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麦、麦芽を原料とするお酒といえばビールです。ですから、モルト酢もヨーロッパのビール名産地の多い北部地方で造られ、使用されています。アミノ酸が豊富で、コクのある酢として人気が出はじめています。
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米酢とともに、わが国独特の酢で、外国では見られません。米酢より歴史は新しく、江戸時代末期頃に考案された方法といわれています。日本酒を造った残り粕を原料とすることで、安くて簡単に酢を造ることができ、おかげで庶民にも、よりいっそう手軽にお酢が利用できるようになりました。
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