太りすぎで、高血圧のため、時としてめまいや頭痛などで悩んでいた中年男性。家で食事をとる時は、奥さんが気をつけてくれるのですが、昼食はついラーメンを食べたり、また、夜も一杯飲んで食事をすませてしまうといった具合で、一向によくなりませんでした。
そんな時、同じように高血圧で悩んでいたという仕事仲間から、お酢の効用を聞き、毎朝出がけに盃1杯のお酢を水で薄めて飲むようにしました。 数ヵ月後にはっきり効果は表れました。めまいや頭痛がまったくなくなり、なんだか体全体が軽くなったように感じられ、体重を計ってみると5キロも減っており、血圧を計るとこれもかなりさがっていました。 |
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高血圧の原因には、いろいろあります。
食生活のアンバランス、塩分のとりすぎ、肥満、遺伝や体質、精神的ストレス、それらが複雑にからみ合っていることが多いのです。
お酢は、そのどれに対しても有効に働く力を秘めています。 |
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お酢は肥満解消に有効です。脂肪の合成を防ぐ働きとともに、脂肪の分解を促進する働きをもっています。
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塩分のとりすぎにも有効です。お酢の利尿作用によって、体内の余分な塩分が排泄されるからです。 |
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ストレスの解消にも役立ちます。ストレスがたまると、次第に副腎皮質ホルモンといういわば私たちの体をリラックスさせるホルモン分泌量が減って、それが血管や内臓に負担を与えるところとなり、血圧をあげるとともに、血液循環を悪くしてしまうのです。お酢に含まれるクエン酸は、この副腎皮質ホルモンの分泌を高めるのです。
そのほか、血管を収縮させて血圧を高める働きをするホルモンの一種を抑制する力を、お酢はもっています。 |
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米酢は、もちろん米を原料にして造られるお酢ですが、一つやっかいな問題があるのです。それは、1リットルに40グラム以上の米または酒粕を使えば、あとは醸造用アルコールを混入したものも堂々と米酢と表示できることです。さらに、米からアルコール(日本酒)を造り、それを発酵させて米酢を造るには、酒税法による規制で「もろみ製造免許」が必要なのです。
このような理由から、市販の米酢には、原料として米だけを使った「純米酢」と、そうでない「米酢」があるのです。値段は安くなりますが、米酢は、純米酢に比べ内容成分も風味も劣っていると思われます。本来の「米酢」のよさを活用するためには「純米酢」を使用したほうが賢明です。
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リンゴを原料にリンゴ酒を造り、それを酢酸発酵させて造るリンゴ酸が豊富な果実酢です。わが国でも、最近ではその風味が好まれて愛用者が増えていますが、本場はなんといってもアメリカです。
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保存中のブドウ酒(ワイン)が、自然に酢酸発酵したのがはじまりの歴史の古い果実酢です。フランス語の酢、ビネーグル(VINAIGLE)は、ワイン(VIN)と酸っぱい(AIGLE)を一つにした言葉で、英語のビネガーも同じ意味です。ワインの名産地は、お酢の産地でもあり、ヨーロッパではこのお酢が一般的です。
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麦、麦芽を原料とするお酒といえばビールです。ですから、モルト酢もヨーロッパのビール名産地の多い北部地方で造られ、使用されています。アミノ酸が豊富で、コクのある酢として人気が出はじめています。
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米酢とともに、わが国独特の酢で、外国では見られません。米酢より歴史は新しく、江戸時代末期頃に考案された方法といわれています。日本酒を造った残り粕を原料とすることで、安くて簡単に酢を造ることができ、おかげで庶民にも、よりいっそう手軽にお酢が利用できるようになりました。
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