ひじき

芽ひじき

 ひじきの芽だけを摘んだもの。水に戻して、炒め煮などに使われる。

長ひじき

 ひじきの芽の部分を乾燥したもの。煮物や和え物に。

効能

便秘・肥満・高血圧・糖尿病・高脂血症・高コレステロール・動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞

貧血・骨粗鬆症

老化防止・疲労回復・ストレスやイライラの解消

水溶性食物繊維(フコイダン・アルギン酸ほか)

高血圧に悪影響を及ぼす塩分を腸内で吸着して体外に排出、血液をサラサラにして高血圧や高脂血症を防ぎます。

海藻の食物繊維は腸壁を刺激し、腸の蠕動運動を盛んにして便秘を防ぎます。大腸ガンの予防にも。

血糖値やコレステロール値を下げる作用もあります。

フコステロール・フコイダン・タウリン

フコステロールやフコイダンはコレステロールの上昇を抑え、血液をサラサラにして動脈硬化の予防に。タウリンは狭心症や心筋梗塞の防止に。

ビタミンA(βカロテン)

視覚を正常に保つ。また皮膚や粘膜の働きを正常に保ち、風邪を防止します。

ビタミンB群、ナイアシン

含まれているが微量。ビタミンB群は肝臓の働きを助け、毒素を消す働き。ナイアシンはビタミンB3とも呼ばれ、糖質・脂質・タンパク質の代謝に不可欠。

カルシウム、リン

ひじきのカルシウムは海藻のなかでも群を抜いて多く、牛乳の約14倍も。カルシウムやリンは骨や歯を丈夫にし、骨粗鬆症の予防にも。またストレスやイライラの防止も。

マンガン

中枢神経に作用し、疲労回復に不可欠なミネラル。

ヨウ素

ヨウ素は人間の成長に欠かせない甲状腺ホルモンの原料で、代謝機能を高め、血管の老化を防ぎます。

マグネシウム

マグネシウムは塩分を細胞の外に排出する働きがあり、血液の循環を良くします。

カリウム、鉄

カリウムは肝臓から塩分(ナトリウム)を尿に排出する働きが、また鉄は貧血や肩こりを防止する働きがあります。