とろろ昆布

とろろ昆布

 昆布の加工品で、真昆布や利尻昆布を酢溶液に浸して柔らかくし、その表面をごく薄く包丁で削りとったもの。熱湯をかけてかき混ぜるととろろ状になることからこの名がついた。おにぎりや汁物などに使われる。

おぼろ昆布

 昆布の加工品で、真昆布や利尻昆布を酢溶液に浸して柔らかくし、その表面をごく薄く包丁で削りとったもの。削った部分の色から黒おぼろ、白おぼろ、白黒おぼろがある。腕種や酢の物などに使われる。

効能

便秘・肥満・高血圧・糖尿病・高脂血症・高コレステロール・動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞

貧血・胃腸炎・甲状腺腫・骨粗鬆症

老化防止・疲労回復・ストレスやイライラの解消

水溶性食物繊維(フコイダン・アルギン酸ほか)

高血圧に悪影響を及ぼす塩分を腸内で吸着して体外に排出、血液をサラサラにして高血圧や高脂血症を防ぎます。

海藻の食物繊維は腸壁を刺激し、腸の蠕動運動を盛んにして便秘を防ぎます。大腸ガンの予防にも。

血糖値やコレステロール値を下げる作用もあります。

EPA・DHA(不飽和脂肪酸)

エイコサペンタエン酸やドコサヘキサエン酸は動脈硬化の予防に。

フコステロール・フコイダン・タウリン

フコステロールやフコイダンはコレステロールの上昇を抑え、血液をサラサラにして動脈硬化の予防に。タウリンは狭心症や心筋梗塞の防止に。

ビタミンA(βカロテン)

視覚を正常に保つ。また皮膚や粘膜の働きを正常に保ち、風邪を防止します。

ビタミンB群、ナイアシン

ビタミンB群は肝臓の働きを助け、毒素を消す働き。ナイアシンはビタミンB3とも呼ばれ、糖質・脂質・タンパク質の代謝に不可欠。

ビタミンC

食物繊維との相乗効果で肌をきれいにしてくれるほか、疲労回復、ストレスの解消にも効果があります。

カルシウム、リン

とろろ昆布のカルシウムは牛乳の約6倍。骨や歯を丈夫にします。骨粗鬆症の予防にも。またストレスやイライラの防止も。

ヨウ素

ヨウ素は人間の成長に欠かせない甲状腺ホルモンの原料で、代謝機能を高め、血管の老化を防ぎます。

マグネシウム、銅、亜鉛

マグネシウムは塩分を細胞の外に排出する働きがあり、血液の循環を良くします。銅はコレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化の防止に。亜鉛は皮膚や粘膜の健康維持に。

カリウム、鉄

カリウムは肝臓から塩分(ナトリウム)を尿に排出する働きが、また鉄は貧血や肩こりを防止する働きがあります。