水虫とお酢。お酢を生活の中に取り入れて健康な生活を送りましょう。


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◆◇◆ 水虫とお酢 ◆◇◆

 化膿性ブドウ球菌、サルモネラ菌など食中毒病原菌、大腸菌、赤痢菌などのさまざまな菌を食酢につけた結果、いずれも5分ほどで死滅したとのデータがあります。
 水虫の犯人も、同じ仲間である白癬菌です。お酢が白癬菌の発育を強く抑制することは、明らかにされています。
 白癬菌退治には、菌が生存、発育するのに必要な「栄養」「温度」「pH」のいずれか、あるいはすべての条件をくずすことがポイントです。お酢は、このうちもっぱら「pH」の面で水虫を攻撃します。




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 pHというのは、酸性度(アルカリ性度)を表す指数で、健康な人間の肌は4から4.5の弱酸性に保たれています。
 対して、白癬菌の活動できるpHは4.2から5.5ですから、つまり水虫ができている肌は、通常よりもややアルカリ性に傾いていることになります。
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 お酢、なかでも酸度の強い黒酢や穀物酢などには、このpHを正常値に戻し、水虫が生息できないようにする働きがあるのです。
【もろみ酢】純美酢「Jun Bisu」900ml  さらに、お酢に含まれているアミノ酸には、白癬菌によって傷んだ皮膚組織の再生を早める作用もあります。

◆◇◆ 米酢・玄米酢 ◆◇◆

 米酢は、もちろん米を原料にして造られるお酢ですが、一つやっかいな問題があるのです。それは、1リットルに40グラム以上の米または酒粕を使えば、あとは醸造用アルコールを混入したものも堂々と米酢と表示できることです。さらに、米からアルコール(日本酒)を造り、それを発酵させて米酢を造るには、酒税法による規制で「もろみ製造免許」が必要なのです。
 このような理由から、市販の米酢には、原料として米だけを使った「純米酢」と、そうでない「米酢」があるのです。値段は安くなりますが、米酢は、純米酢に比べ内容成分も風味も劣っていると思われます。本来の「米酢」のよさを活用するためには「純米酢」を使用したほうが賢明です。

◆◇◆ リンゴ酢(アップリビネガー) ◆◇◆

 リンゴを原料にリンゴ酒を造り、それを酢酸発酵させて造るリンゴ酸が豊富な果実酢です。わが国でも、最近ではその風味が好まれて愛用者が増えていますが、本場はなんといってもアメリカです。

◆◇◆ ワイン酢 ◆◇◆

 保存中のブドウ酒(ワイン)が、自然に酢酸発酵したのがはじまりの歴史の古い果実酢です。フランス語の酢、ビネーグル(VINAIGLE)は、ワイン(VIN)と酸っぱい(AIGLE)を一つにした言葉で、英語のビネガーも同じ意味です。ワインの名産地は、お酢の産地でもあり、ヨーロッパではこのお酢が一般的です。

◆◇◆ モルト酢 ◆◇◆

 麦、麦芽を原料とするお酒といえばビールです。ですから、モルト酢もヨーロッパのビール名産地の多い北部地方で造られ、使用されています。アミノ酸が豊富で、コクのある酢として人気が出はじめています。

◆◇◆ 粕酢 ◆◇◆

 米酢とともに、わが国独特の酢で、外国では見られません。米酢より歴史は新しく、江戸時代末期頃に考案された方法といわれています。日本酒を造った残り粕を原料とすることで、安くて簡単に酢を造ることができ、おかげで庶民にも、よりいっそう手軽にお酢が利用できるようになりました。


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